【経験談】統合失調症の陽性症状が強い時の僕の行動パターン

生活

※この記事は、2013年に統合失調症と診断されてた筆者が実際に体験や経験したことを元に記事を書いています。
個人的な意見が含まれてますのでご了承ください。

僕は2013年に謎の体調不良から、職場の産業医の先生とのカウンセリングでうつ病の可能性があるという事で、専門医にカウンセリングを再度受けて統合失調症と診断されました。

統合失調症の治療を開始してから、時期によっては統合失調症の症状の強さに波があります。

特に陽性症状が強い時は、自分自身でもコントロールするのが難しくなります。

当時は陽性症状が強い時にコントロール不能になるのか自分でも理解できませんでしたが、今は自己分析のおかげで、陽性症状が強い時の僕の行動パターンを言語化できるようになりました。

今回は、統合失調症の陽性症状が強い時の僕の行動パターンを自分の体験談をもとに話せたらなと思います。

過去に陽性症状が強い時の動画をYouTube投稿してますので、気になったら見てください。

【体験談】統合失調症の陽性症状が強い時の状態について

陽性症状が強い時に現れる行動パターン

統合失調症の陽性症状が強い時の僕の行動パターンを自己分析した結果です。

  1. 落ち着きが無くなる
  2. 誰かに見られている気がするようになる
  3. 口調が強めになりやすい
  4. 攻撃的になりやすい
  5. 独り言が増えた
  6. 集中力が低下傾向になった

一つずつ体験談をもとに詳しく解説します。

落ち着きが無くなる

陽性症状が出てくると椅子に座ったり、床に横になってたりしてても

じっとしてることが出来ない

とにかく体が勝手に動いて、一つの場所でくつろぐのが難しい傾向にありました。

僕の場合は、デスクワーク用の椅子に座ると、クルクル回り始めたり、背もたれに何回もアタックしたりしてしまいました。

他にも急に部屋の中をウロウロしたり、外に出て動きたいという気持ちが強くなったり、自分でも落ち着くように意識しても効果がなく、その辺を動き続けてしまいがちでした。

落ち着きがない時の行動パターンは
意味もなくその辺を動き回って、ある程度動き回ったら体力がなくなるのか、急に眠たくなって寝てしまう傾向にありました。

眠たくなって寝て起きたら、落ち着いてる事が多かったです。

誰かに見られている気がするようになる

家の中でも外出中でも誰かに見られているような気持になりやすかったです。

家の中だと、窓の外から人がいる気配を感じたり、ドアの隙間から誰かに監視されているような感覚になります。

窓の外やドアの隙間から視線のようなものを感じたり、視線を感じるときは視線を感じてる方向の体が痺れたりしてました。

外出してても、電柱の陰から誰かに見られているような感覚になったり、誰かに後ろからつけられているような感覚になってました。

この時も視線を感じる方向の体が痺れたりしてました。

結果的に周りを見るようにしながら行動を取るようになり、ちょっとした不審者になってたかもしれません。

誰かに見られているんじゃないかというストレスを抱えながら生活するのは疲れます。

誰かに見られているような感覚になるのは、陽性症状が強い時には頻発しやすいです。

周囲が気になっても誰もいないから、余計にストレスが溜まってイライラして、陽性症状が強いとこんなにも大変なのかと毎回思います。

僕の対策として、誰かに見られているような気がするときは、家にいるときはテレビをつけたり、音楽をかけたりと気を紛らわすようにしてます。

口調が強めになりやすい

陽性症状が強い時の傾向として、異常なほど活発になってその場でジッとしてられなくなりやすいです。

落ち着きが無くなったり、誰かに見られているような気がするのと同じで、異常なほどアクティブになりやすいなと感じます。

そうなると何故か僕は口調も強くなる傾向があります。

例えば、家族に醤油を取ってもらうとします。

正常な時は『醤油取って』、『ありがとう』くらいだと思いますが

口調が強くなってると『醤油!!』、『遅い!!』など命令口調になったり、悪態をつくような言葉が出てきてしまいます。

口調が強くなるのは陽性症状が落ち着くまでの間に急に出てきます。

過去に家族に指摘されましたが、自分ではどうすることも出来ず、ただ叱られたという記憶と嫌な感情だけが残ります。

僕が実際に統合失調症で陽性症状が強い時に口調が強くなってしまってる時は、叱るのではなく今日は妖精の症状が強いんだなくらいに構えてもらえると、お互いにストレスを抱えながら生活できるんじゃないかなと思う時があります。

口調が常に強くなっているわけでなく、瞬発的に口調が強くなりがちだから、困った時は主治医にアドバイスを貰ったり相談するほうが解決できるんじゃないかなと、僕は統合失調症と診断されて10年以上が経過して思うようになりました。

攻撃的になりやすい

僕の主治医曰く、陽性状態が強い時は興奮状態にあるらしいです。

最初は、主治医の言ってる事が分かりませんでした。

統合失調症の治療開始直後に、その意味を知ることになりました。

治療開始直後は、今回のテーマである陽性症状と逆の状態を指す陰性症状が交互に現れるようになりました。

陽性症状が出てる時は、ちょっとしたことでも興奮状態になってました。

スポーツをやった人には伝わるかもしれませんが、日常生活を送ってるにも関わらず、アドレナリン全開状態に近くなります。

アドレナリン全開になると、普段はおとなしい人でも口調が強くなることがあったりします。

僕は陽性症状が強くなると、スポーツしてアドレナリン全開状態が日常生活でも起きて、良くない言葉を言ってしまう事が増えて、冷静になった時には何でこんな事を言ってしまったんだろうって落ち込む時がありました。

独り言が増えた

僕自身は気が付かなかったんですが、家族や友人から『何か言った?』

と聞かれることが多くなり、『何も言ってないよ?』と返答してました。

しばらくすると、家族や友人から『何か言った?』って何回も言われます。

やっぱり僕も、『何も言ってないよ?』

と返事してました。

僕は何でそこまで、何か言った?って聞いてくるのか確認しました。

すると、何かブツブツ言い続けてるんだよと言われても、自分は何も言ってないから無意識で独り言を言ってるのかもしれないです。

陽性症状が落ち着くようになると、独り言は無くなっているようで、家族は独り言を言わないと落ち着いてるんだなと判断してるみたいです。

集中力が低下傾向になった

先ほどから出てますが

僕は陽性症状が強い時、アドレナリンが出て興奮状態になりやすくなってるみたいです。

アドレナリンが出てると、同じ場所でジッとすることが出来ず落ち着きがなくなります。

集中していたら椅子に座って作業だったり、パソコンで動画を見続けたりできると思います。

陽性症状が強い時の僕には出来ません。

一つのことに集中して、作業したり娯楽を楽しむことが難しくなりました。

好きなサッカー中継を楽しんでても、周囲が気になってキョロキョロして落ち着きがなくなる事もありました。

パソコンのスキルを磨くために練習したり勉強してても、やっぱり周囲が気になってキョロキョロして部屋の中をウロウロしてしまうことも多かったです。

僕が体験した時は、陽性症状が落ち着いたら集中力もそれなりに回復傾向になってる気がしました。

まとめ

統合失調症の陽性症状が強い時の僕の行動パターンを自己分析した結果です。

  1. 落ち着きが無くなる
  2. 誰かに見られている気がするようになる
  3. 口調が強めになりやすい
  4. 攻撃的になりやすい
  5. 独り言が増えた
  6. 集中力が低下傾向になった

統合失調症の治療開始直後に主治医に言われたのが、陽性症状が出てもどこかのタイミングで落ち着いたりするから、毎回パニックになる必要はないと言われました。

僕も何回も陽性症状と回復したりを繰り返してます。

統合失調症と診断されて10年も経過するとある程度ですが、自分は陽性症状が強いから無理して何かしようと思わないようになりました。

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