統合失調症と診断された僕が治療を始めた頃の生活リズム〜21歳で病気と向き合った体験談〜

生活

こんにちは、たくみです。

この記事では、僕が統合失調症と診断されてから治療を始めたばかりの頃の生活リズム についてお話しします。

同じ病気と向き合っている方や、ご家族の方に少しでも参考になれば嬉しいです。

※ここで紹介するのは、あくまでも僕自身の体験談です。治療方法や症状は人それぞれ異なりますので、必ず医師の指導に従ってください。


診断されたのは21歳の時

周りは「夢に向かって走り出す時期」

僕が統合失調症と診断されたのは2013年、21歳のときでした。

同年代の友人たちは…

  • 大学で学びたいことに熱中

  • 仕事やアルバイトで収入を得る

  • 遊びや恋愛を楽しむ

そんな「青春のピーク」を過ごしていました。

僕に起こった変化

僕も高校卒業後に会社に就職しましたが、次第に強いストレス体調不良を抱えるようになりました。
会社のカウンセリングを受けても改善せず、専門医を受診した結果、統合失調症と診断されました。


診断後に訪れた生活の激変

自宅療養と休職

診断後すぐに自宅療養を始め、会社も休職。
昨日まで普通に働いていた生活」が一変しました。

薬の影響で起きた変化

当時は薬の量や種類が安定しておらず、さまざまな副作用がありました。

  • 喜怒哀楽の感情が出にくくなる

  • 食欲が止まらず暴飲暴食

  • 数か月で体重が30kg増加

  • 大好きだったサッカーが楽しめない

  • 車の運転が禁止され、外出できない

自分らしさが失われていく」感覚に、とても大きな不安を抱きました。


1日の大半を寝て過ごす生活

睡眠リズムの崩壊

薬の副作用と生活リズムの乱れで、次のような毎日になりました。

  • 昼間に寝すぎて夜眠れない

  • テレビを観ても内容が頭に入らない

  • YouTubeを開いてもすぐ寝落ち

  • 食欲だけは強く残り、食べすぎる

外から見れば怠けているように見える」かもしれません。
でも、これは病気や薬の影響であって、自分の意思ではどうにもできませんでした。

この状態は、およそ半年間続きました。


当時の心境と葛藤

自分を責めてしまう日々

半年間の生活は、僕の心に大きな葛藤を生みました。

  • 太った自分を鏡で見るのが嫌

  • 楽しみだったサッカーを観られない

  • 「なんで自分だけが病気に?」と考える

未来が見えず、自分を責めてばかりでした。

家族の支えが救いに

そんな中で救いだったのは、 実家で家族と一緒に暮らしていたこと です。

衣食住の心配をせずに過ごせたからこそ、治療に専念できました。
もし一人暮らしだったら、乗り越えられなかったかもしれません。


今振り返って思うこと

「真っ暗闇」の中にいた半年間

当時は「真っ暗闇に閉じ込められている」ような感覚でした。
でも今振り返ると、あの半年間は 治療のスタート地点 だったのだと思います。

無駄ではなかった経験

  • 感情が出にくくなった経験

  • 急激に体重が増えた経験

  • 生活リズムが崩れた経験

その一つひとつが、今の僕を形づくる「大切な経験」になっています。
あのときの苦しみがあったからこそ、今は「どうすれば生活を整えられるか」を考えられるようになったのです。


同じように悩む方へ伝えたいこと

もしこの記事を読んでいるあなたが、当時の僕と同じように
「ほとんど寝て過ごしてしまう」生活に悩んでいるなら伝えたいことがあります。

それは、「怠けているわけじゃない」 ということです。

これは病気や薬の影響であって、本人の意志の弱さではありません。

ご家族へのメッセージ

外から見れば「怠けているようにしか見えない」ことがあるかもしれません。
でも、それは病気と薬によるものであり、本人も苦しんでいることを理解していただければ嬉しいです。


まとめ

今回の記事をまとめると…

  • 21歳で統合失調症と診断された

  • 薬の副作用で生活リズムが大きく乱れた

  • 半年間、1日の大半を寝て過ごした

  • 家族の支えが治療に専念する力になった

当時はつらく、未来が見えない毎日でした。
でも、振り返るとそれは「治療のスタート」であり、今の自分を支える大切な経験だったのだと感じています。

ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。

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