この記事は、私が2021年4月から2021年7月までに実際に利用していた時の話になります。
あくまでも、個人的な意見のためご了承ください。
就労A型を利用する前の理想、利用中の現実、利用中に学んだこと
実際に利用したから分かった事を包み隠さず書いてます。
就労A型を利用する前の理想
- 作業して収入が得られる
- 短時間勤務だからできそう
- 障がいのことを隠す必要がない環境
- 主治医がススメてくれるから安心
- 引きこもりニートから脱出できる
- 社会復帰には最適
作業して収入が得られる
就労A型は障がいがある人に働く機会を与える福祉サービスで、利用中は軽作業を行うことで賃金が発生する雇用契約を結びます。
統合失調症の関係でなかなか就職が出来てない状態で、障がいのある人が労働して収入が得られるなんて最高の環境じゃないかと強く感じていました。
短時間勤務だから出来そう
就労A型の特徴として、利用時間が短く設定されている事です。
私が利用していた事業所は、9:30~14:15の45分休憩で、作業時間が4時間でした。
作業時間が短いから身体的の負荷が低いから安定して利用できそうだなと感じていました。
フルタイム勤務と違って、短時間だから自分にも出来そうだなと感じていました。
障がいのことを隠す必要がない環境
そもそも、就労A型が障がいのある人に労働の機会を与える福祉サービスで、様々な障がいを持っている人が利用しています。
自分が統合失調症でも隠す必要がない環境に身を置いて作業できるのは最大のメリットに感じていました。
主治医がススメてくれるから安心
私は統合失調症と診断される前から同じ病院でカウンセリングや治療を受けています。
仕事の話になった時に就労A型の話が出てきて、主治医も就労A型なら問題なく作業できるからオススメできる
と言ってくれました。
利用前から不安がありましたが、主治医からおススメされているんだから大丈夫なんだろうなと思いました。
就労A型を利用する決意するきっかけにもなりました。
引きこもりニートから脱出できる
当時は、統合失調症が再発気味で仕事するどころか生活も難しい状態でした。
主治医から勧められてやる気になったこともあって利用する決意をしたときは、引きこもりニート状態な生活をしていました。
ほぼ無気力状態で、就職するのすら出来ないと思い込んでいる時期でした。
それでも、障がいを持っている人が利用している福祉サービスで作業するなら出来そうだなと謎の自信が出てきて、引きこもりニートから脱出するきっかけになりました。
社会復帰には最適
引きこもりニート、統合失調症が再発気味
普通に就職活動しても内定がもらえることがないだろうなという体調でした。
いずれは社会復帰しないと先に進めない気持ちはありました。
地元に就労A型があったから、社会復帰することが出来たといっても過言ではないです。
就労A型利用中の現実(プラス面)
- よくよく考えれば最低賃金
- もちろん収入が少ない
- 軽作業バイトの方が収入が高い
- 短時間勤務だから暇な時間が長い
- 最初は快適に感じる
- ニートからフリーターになった感覚
- 社会復帰は出来た
- 障がい者年金がないとキツイ
- 生活サイクルが安定する
よくよく考えたら最低賃金
私が利用していた就労A型が時給が住んでいる地域の最低賃金で設定されていました。
他の事業所の求人票も確認しましたが、最低賃金に設定している事業所が多い印象がありました。
もちろん収入が少ない
就労A型が最低賃金で設定されている事業所が多いため、収入が少なくなるのは当然の話です。
収入が少なくても、作業すれば収入が手に入る安心感は体調面にも影響しました。
軽作業バイトの方が収入が高い
就労A型を利用していた当時は母親が仕事探ししてました。
一緒に求人票を漁っている時に偶然見た求人票が、短時間勤務にも関わらず最低賃金よりも少し高めに設定されていて、軽作業だから就労A型に似ている部分がありました。
軽作業の短時間バイトの方が収入安定するのでは?
って現実を知ってしまいました。
短時間勤務だから暇な時間が長い
短時間勤務だから、作業時間以外は自分の時間になります。
ただ就労A型は賃金が少ないため、遊びに行きたくても金銭面の問題でそんなに遊びに行くことが出来ませんでした。
副業が就労A型では禁止されてましたが、こっそり自宅で出来る副業に取り組むか本気で悩みました。
※本当に副業はしてません。
最初は快適に感じる
就労A型を利用する時は、引きこもりニートから脱出していろんな人とたくさん話す機会が増えました。
これまでは家族以外の人と話すことがなかったこともあって、何もかもが新鮮に感じていました。
最初の頃は、就労A型が快適な環境に感じていました。
ニートからフリーターになった感覚
就労A型を利用する前は、引きこもりニートでした。
就労A型は短時間勤務の作業することで賃金が発生します。
感覚的には軽作業を短時間作業して、賃金を得られる環境は引きこもりニートからフリーターになった感覚に近いです。
社会復帰は出来た
就労A型を休まずに利用して人とのコミュニケーションが取れるようになった時に、自分は社会復帰できたんだなと感じるようになりました。
障がい者年金がないとキツイ
最低賃金の短時間作業だと、どうしても収入が少ないです。
就労A型は障がいのある人が利用できる福祉サービスだから、障害年金を受給しながら就労A型の賃金を合わせれば、それなりに収入を作ることができます。
生活サイクルが安定する
私が利用していた就労A型は、シフト制でした。
作業時間は同じ時間・利用日は事前に知ることが出来る。
安定して利用するためには、規則正しい生活をする必要があります。
同じ時間に寝る、同じ時間に起きる。
これを繰り返して、就労A型を安定して利用するために自分なりに工夫していたら、生活サイクルが安定してました。
就労A型利用中の現実(マイナス面)
- 事業所によっては雰囲気が暗い
- 毎日作業が違う
- 職員さんが業務内容を理解してない
- 職員さんの仕事を任されるようになる
- 職員さんとの関係値が大切に感じる
- 利用者同士のコミュニケーションが難しい
- このままで良いのか悩むようになる
- 作業内容で起業できないか考えるようになる
- 仲の良かった利用者がいなくなってモチベーション低下
- 作業をたくさんすると作業量が増える
事業所によって雰囲気が暗い
私が利用していた事業所は、職員さんの雰囲気が利用者側に直結してました。
就労A型の事業所を増設することになって、事業所内がバタバタして緊張感があったこともあって、事業所内の雰囲気は暗かったです。
それは利用者側にも影響して、利用者同士でも緊張感がありました。
毎日作業が違う
毎日、違う作業がしたい人にはプラス面かもしれません。
なるべく同じ作業を私はしたかったので就労A型に行かないと何の作業するのか分からないのは少しストレスに感じてました。
職員さんが業務内容を理解してない
利用者に作業を丸投げ状態になってたのが原因で、職員さんがどのように作業に取り組んでいるのか理解していない状態でした。
私が就労A型を退所する時に引継ぎが必要だったのですが、まさかの職員さんにもレクチャーする必要が出てきたのにビックリしてました。
こんな状態で大丈夫なのかな?
って疑問に思いながら退所するまで作業に取り組んでいました。
職員さんの仕事を任されるようになる
私が利用していた事業所では、職員さんがパソコン作業を嫌がってました。
私は、ECサイトの運営を担当することが多く、パソコン作業に抵抗は全くありませんでした。
それを見た職員さんが
本来なら職員さんがやるべき庶務や利用者のシフト作成などを何故かやることになりました。
本当は嫌だったけど、断りにくい感じだったので取り組んでましたが、これって職務放棄じゃないかなと思ってました。
職員さんとの関係値が大切に感じる
相談は基本的に職員さんにします。
お互いの考えを聞いたり伝えたりするには、職員さんとこまめにコミュニケーションを取る必要があるように感じています。
就労A型を快適に利用するためには、職員さんとの関係値が大事だなと思いました。
利用者同士のコミュニケーションが難しい
就労A型を利用する上で、最も難しい課題なんじゃないかなと思っています。
作業内容によっては、複数人で一つのチームになって作業することがありました。
いろんな障がいを持っている人が集まっているため、コミュニケーションを取るのが難しく感じながら利用していました。
このままで良いのか悩むようになる
私が利用していた就労A型は、利用している途中で事業所の拡大が行われました。
利用者と職員さんが大量に移動しました。
作業量が増えているにもかかわらず、職員さんの人数も少ないから、このままこの就労A型を利用し続けていいのか不安に感じていました。
作業内容で起業できないか考えるようになる
これを考えた時は、最悪感が強かった記憶があります。
このままで良いのか悩み、違ったことにも挑戦してみたい。
そんな気持ちが入り混じってました。
職員さんに一応確認したら、就労A型から退所した後だったら、作業内容を応用して起業するのはアリだよと言われました。
少しホッとしましたが、罪悪感が残ってました。
仲の良かった利用者がいなくなってモチベーション低下
就労A型を退所したなら、素直に応援できるかもしれません。
今回の場合は、新しい事業所に移動を希望した利用者がごっそりいなくなってしまったことです。
まさかの移動を希望した人は仲の良かった人たちばかりで、少し裏切られたような気持になって、モチベーションが低下してしまいました。
私が就労A型を退所する決意を固めた要因にもなりました。
作業をたくさんすると作業量が増える
就労A型の利用開始直後は、作業にも慣れてないからそこまで作業量をこなせませんでした。
少しずつ慣れてきて、作業量が少しずつ増えたら
最終的には【これも出来るよね?】、【あれもできるよね?】
って作業量が異様なくらいに増えていきました。
就労A型利用した学び
- 社会復帰にはめっちゃいい
- 収入を得る経験が出来る
- いろんな人と話せる
- 規則正しい生活になる
- 体力が付く
- コミュニケーションが大事だと気付く
- 自分のペースが分かる
- モチベーションは維持するのが難しい
- 求人票を見るようになった
- ステップアップ就労制度があった
社会復帰にはめっちゃいい
引きこもりニート状態から脱出するには快適な環境に身を置くことが出来ます。
収入を得る経験が出来る
就労A型は労働契約を結んで賃金が発生します。
作業しながら賃金を得られるという経験は貴重に感じました。
いろんな人と話せる
就労A型はいろんな障がいを持っている人が利用していたり、職員さんが何人もサポートしてくれるので、利用しているだけでいろんな人とコミュニケーションが取れるようになりました。
規則正しい生活になる
安定して利用するために
同じ時間に寝て同、じ時間に起きる。
これを繰り返しているうちに規則正しい生活リズムになりました。
体力が付く
自宅から就労A型まで自転車で通所してました。
毎日、自転車を乗ってるだけでも体力作りになりました。
作業中もたまに重量物を持ったりすることもあって、いい感じに体力がついて向上できました。
コミュニケーションが大事だと気付く
職員さんや利用者と作業の相談などをするためには、必要最低限のコミュニケーションを取らないと作業が難しくなってしまう事が多々ありました。
コミュニケーションを取るのは難しいけど、避けられなさそうに感じていました。
自分のペースが分かる
自分が快適に就労A型を利用できるのか考えていた時に、自分のペースを理解するのが良いかもしれないと感じて、少し研究しました。
作業をサボりすぎない、オーバーワークしない、これを徹底するにはどうすればいいのか考えながら取り組んだら自分の適度なペースを理解することが出来ました。
モチベーションは維持するのが難しい
統合失調症は気持ちの浮き沈みが激しい傾向にあります。
自分にとって嫌な事が続くとモチベーションが低下してしまってました。
対策として、過度な期待をしない事や嫌な事が続いた時の対策を考えておくことで解消されました。
求人票を見るようになった
事業所の増設で仲良かった人が一気に抜けた事で、事業所内の雰囲気が変わって、このままで良いのか不安になり始めたあたりから、社会復帰も出来たから違った環境に身を置くことも視野に求人票を見るようになりました。
ステップアップ就労制度があった
私が利用していた就労A型には、ステップアップ就労と言って一般企業に就職するための制度がありました。
結果的に利用しませんでしたが、就労A型から次のステップに行くための制度が用意されていることに関心を持つようになりました。
最後に
個人的な意見が多い内容になってしまったかもしれませんが、就労A型を利用したのは間違いではありませんでした。
毎日のように気づきがあって、自分のレベルアップにつながったのは確実です。
この記事で、何か一つでも学びがあれば幸いです。


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